井上尚弥とは
井上尚弥とは、1993年4月10日生まれ、神奈川県座間市出身のプロボクサーです。
現在は、大橋ボクシングジム所属し、WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者です。
過去には、WBC世界ライトフライ級王者、WBO世界スーパーフライ級王者、WBAスーパー・WBC・IBF・WBOスーパー世界バンタム級統一王者と、世界4階級制覇王者です。
WBSSバンタム級で優勝しています。
世界チャンピョンになるまでの試合数は8戦のみと、かなりのスピードで世界チャンピョンになっています。しかも、2階級制覇ということです。
また、アメリカのボクシング専門誌「ザ・リング」が階級に関係なく強いボクサーを格付けする、パウンド・フォー・パウンドランキングにおいて、日本人として初めて1位の評価を受けたことがあります。
指名試合と選択試合
ボクシングのチャンピョンになると、防衛戦を組むことになりますが、1回目の防衛戦のあとに今回の指名試合を組まれることになります。
指名試合は、タイトルマッチの相手と実施時期をその団体が決めて実施されます。
指名試合が組まれるまでの期間は、そのチャンピョンの団体によって、違います。WBAは初防衛から原則9か月、WBCは1年以内に1度と決まっているようです。
また、日本の団体でも決められていて、JBCは1年以内だそうです。
一方で、通常のタイトルマッチは、チャンピョン側に挑戦者を選ぶことが認められています。そのため、選択試合と呼ばれています。
今回、指名された対戦相手は?
今回は世界ボクシング協会(WBA)の選手権委員会が、6月13日に通知をしています。
内容は、チャンピョン井上尚弥に対して、WBA1位のムロジョン・アフマダリエフと9月25日までにタイトルマッチを開催するようにということです。
井上陣営は、すでに、次の防衛戦の交渉をしています。現在はWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)との対戦が有力視されています。
その時期も9月を予定しているようです。
そのため、井上陣営としては、この指名試合に対して、難色を示しています。
拒否した場合はどうなる?
指名試合を拒否した場合にはどうなるのでしょうか?
これは、王座剥奪となります。もちろん、この指名試合は、WBAですので、4団体のうちWBAのみ剥奪されるということですね。
井上尚弥が所属する大橋ジムの大橋会長は日程について「厳しい」と語っているため、すでに交渉中の試合を優先するのではと考えられます。そちらの試合も9月なので、ほぼ交渉が終わっている状態だと考えられます。
また、大橋会長は、「ベルトは一つあればいい。(WBA)王座が剥奪されても仕方ない」と必ずしも統一王座にはこだわらない考えを明かしたそうです。
指名試合の交渉期限が7月14日ということなので、1ヶ月以内には明らかになります。また、そのときに、記事を書きたいと思います。